2016年12月9日金曜日

たねまるのコンセプト。

こんばんは、たねまるです。


写真がパソコンにアップできなくて、過去写真をアップしながらいきたいと思います。



書きたいと思ったのは、材料やパン屋というものに対する私たちの考えていること。





たねまるでは、北海道産の小麦粉や放し飼いのたまご、種子島の粗糖などを使っています。

それは、安全そうである、ということもありますが、

違和感なく食べられること、おいしいと感じることが一番です。




私たちは、以前は食べ物の安全性を勉強したり、農作業をしたり、

肉食をやめたり、はたまた糖質をとらず肉食をしたり・・・

そんなこともしてきましたが、結局のところ世界を疑いの目で見ることに飽き飽きして

今のスタイルになりました。



なにが安全であるか、危険であるか、そんな情報があふれかえっていますが、

「今」という時を、そういう恐怖のめがねをかけて味わうのはとても残念だな、と思います。

いろんな人がいて、いろんな情報を信じて、どれも否定しませんが、

安全といわれるものを食べても心が喜ばなかったらむなしいなと、私は思います。




そして、世が安全というものが本当は安全かはわかりませんし、今の自分の体のことを

感じられるのは自分だけだと思うのです。




なので、私は自分が感じたおいしいという感覚、この人の作ったものを使いたいという感覚、

なにかを食べたからと言ってどうにかなるわけじゃない自分の生命力、

そんなものを信じて材料を選んでいます。



もちろん、加工食品やアンバランスな土壌で作られた作物はおいしく感じないし、

頻繁に食べたいと感じるものではありません。

でも、弱っているときにやたらと食べたくなったり、そんなものも楽しくていいなぁと思ってます。

仕込みの合間にサッポロ味噌ラーメンは定番です(笑)



おもむろに、


「たねまるで作るもののおおまかなコンセプト」


・毎日食べてやっぱりおいしいと思うもの

・色々ごちゃまぜにしない、シンプルでストレートな味

・重すぎない、軽すぎない、満足感のあるもの

・市に出ていることもあるので、毎週でも買える高すぎないもの



けっきょく、これは私の好みなんですが、やっぱり私はいろんな年代の多くの人に

楽しいでもらいたいし、高くて買えない、という事態はできるだけ減らしたいと思っています。



材料を選ぶときは、上には上がきりなくありますが、

販売価格と味と、材料の確かさと、そんなもののバランスを考えて選んでいます。




それと、私は料理人出身で、もちろん味は食材ありきなのは大前提ですが、

どうやって生かすか、というところにおもしろさを感じるタイプなので、

オーガニック食材ばかり集めたりすることにおもしろさを感じることはなく、

うんちくよりこれ、うまいやろ?と自分の料理を差し出す、そんな感じがいいな、と思ってます。




安全で売ることはいくらでもできますが、私はそこにおもしろさをまったく感じません。

やっぱり、おいしくてうれしくなって、誰かに教えたくなって、楽しみになる。

そんな気持ちのほうを売りにしていきたいです。





今週の日曜市は、何回かリクエストをいただいているミルクスティックを販売します。

クリームの練乳も低温殺菌牛乳を炊いて作ってます。

成形が大変で毎回とはいきませんが、見かけたらゲットしてください~




シュトーレンも絶賛販売中でございます。

手作り柚子ピール入りの贅沢だけど食べやすいシュトーレン。

こちらもよろしくお願いします~!!!



(今日は仕込みがほとんど進まず、、明日どうなるんだよーーーな感じで寝ようと思います)











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